神奈川県相模原市のお客さまから「デンソー製の住宅用全館空調システムが効かなくなったのでシステムを交換したい」とのご依頼をいただきました。
設置されていたデンソー製の全館空調は室内機が「ARHJ1122VAA」、室外機が「ARAJ1123VAA」で、1994年~2001年に製造されたモデルです。
この頃のエアコンは、冷媒にオゾン層を破壊する成分が含まれる「R22(HCFC)」が使用されており、2019年で生産終了(実質全廃)となりました。
今後、R22冷媒を使用している機器は、修理が行えないケースが増えると予想されますので、R22冷媒を使用する古いエアコンをお使いの場合は、早めに交換されることをオススメいたします。
新しい全館空調システムは、ダイキン工業製の4馬力の機種をご提案させていただきました。
お客さまの住宅は「2×4(ツーバイフォー)工法」と呼ばれる建物で、小屋裏に屋根を支えるための小屋組みがなくスペースが比較的広かったことから、機器設置スペースの範囲内で交換作業を行うことができました。
全館空調の室外機にフロン類を閉じ込める「ポンプダウン」と呼ばれる作業を行ったあと、フロン類を回収します。
作業を行う上で支障となるフェンスを一時的に取り外させていただき、古い室外機を撤去します。
この日は予報に反して雨模様でしたので、養生に気を付けながら配管や配線を接続する準備を行い、新しい室外機を設置します。
小屋裏に設置されている古い室内機を取り外します。
ロフト部分には点検口が設置されていましたが、室内機の撤去・搬入を行うには小さかったため、養生したうえで点検口を解体して開口を広げさせていただきました。
古い室内機を撤去して新しい室内機を搬入します。
室内機にダクトを接続します。
冷媒配管の中に残った空気を専用のポンプで吸い出して真空状態にする「真空引き」を行います。
機器の試運転と換気設備の風量測定を行い、動作に問題がないことを確認します。
後日、開口を広げさせていただいたロフト部分に点検口を設置させていただき、作業完了です。
開口を広げさせていただいたことで、将来の機器交換が容易に行えるようになりました。
サニーシステムでは、全館空調の設置・交換工事をはじめ、各種空調設備の工事を承っております。
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他社でとりつけた機器でも大丈夫!
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