神奈川県横須賀市のお客さまから「全館空調システムを交換したい」とのご依頼をいただきました。

お客さまの住宅は三井ホームの高気密・高断熱仕様「2×4（ツーバイフォー）工法」となっており、1階天井裏の室内機設置スペースがかなり狭くなっています。

既設の全館空調システムは東芝製で、室内機は「NTS-N502V1」と「NTS-N622V2」が設置されていました。

新しい室内機は高さが大きくなり、これまでの天井の高さでは収まらなくなるため、5cmほど機械周辺の天井を下げることによって室内機が収まるように施工させていただきました。

また、1階・2階ともに今後のエアコン点検や機器入れ替え時のことを考慮し、天井を取り外せるように仕上げさせていただきました。

機器を取り外す前に、全館空調システム内部にある「冷媒（フロン類）」を室外機に集める「ポンプダウン」と呼ばれる作業を行ったあと、回収機を使用して室外機からボンベにフロン類を回収します。
冷媒（フロン類）は空気中に漏れると地球温暖化に影響を及ぼすため、漏洩することがないよう慎重に作業を行います。

続いて、1階と2階の室内機を取り外します。

新しい室内機は従来よりも大きく、現在の開口では設置が困難なため、天井の開口を広げる必要があります。石膏ボードの粉が飛散するため、入念に養生を行ってから作業を行います。

新しい室内機を設置します。

新しい室外機も設置して配管などを接続したあと、冷媒配管の中の空気を専用のポンプで吸い出し、真空状態にする「真空引き」を行います。

天井が大きく開いたままですが、機器の動作確認と風量の測定を行って、エアコンの設置工事は完了です。

後日、天井懐の都合で室内機が5cm程度低くなっているため、内装屋さんに天井を一部下げて作っていただきました。

 

サニーシステムでは、全館空調の設置・交換工事をはじめ、各種空調設備の工事を承っております。
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