東京都あきる野市にある住宅で、建物の気密測定を行いました。
気密測定とは、専用の機械を用いて、建物にどのくらいの隙間があるのかを測定するもので、気密性能を表す「C値=○○㎠/㎡」という数値で表します。
この数値で建物1㎡あたり、どれくらいの大きさの隙間が空いているかを求めることができ、この数値が小さいほど隙間が少ない=気密性の高い高性能な建物ということになります。
最近の高性能な住宅では、このC値が1を切っていることも多々あります。
通常は、住宅の新築時に建築業者が性能を担保する目的で気密測定を行いますが、今回は築30年の住宅がどの程度のC値なのか実験も兼ねた現状チェックと結果によっては省エネ補修を行う目的で測定しました。
まずは測定のしやすい開口部を決めます。
開口部から空気が漏れないように機器をセットします。
同時に換気口など、元々ある開口部を目張りします。
準備ができましたので、測定をスタートします。
気密測定は、専用機器の送風機で屋内の空気を屋外へ排出し、屋内外の気圧差から住宅の隙間の面積を求める仕組みです。
測定結果を見ると、この建物ではC値が「3」という非常に機密性能の低い建物※だということが分かりました。
次の段階として、建物のどの部分に大きな隙間があるのか探したり、隙間を塞ぐための補修の提案をする必要があります。
今回は現状を知るための測定だったのですが、エアコンやセントラルクリーナーなど、設備の穴あけ箇所にシール材を充填するだけでも、気密性はだいぶ改善しそうだなという感想を持ちました。
※「省エネ法」が改正される2009年3月以前は、C値の国の基準として「寒冷地で2.0㎠/㎡以下、その他の地域では5.0㎠/㎡以下」と定められていましたが、現在は国としての基準はありません。大手の住宅メーカーでは、概ねC値1.0以下を基準としているようです。
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