埼玉県さいたま市のお客さまから「パナソニック製の高気密高断熱住宅用システムエアコンが修理不能で普通のマルチエアコンにも配管がないため入れ替えできなくて困っている」とのご相談をいただきました。
大成建設ハウジングの「空間王」という建物、2×4(ツーバイフォー)工法によく似たパネル工法で、壁の内側に断熱材が充填されていて気密・断熱性能が高いので配管も通しにくそうです。
この高気密高断熱住宅用エアコンは、パナソニックならではの特殊な設備で、室外機(CU-B3WG45K2)から分岐ユニット(CF-K3WG54K)まで配管と配線が1セットでつながっています。
分岐ユニットから各お部屋へ配管と配線が接続されています。
室内機(CS-BWG16K2)が2台 室内機(CS-BWG22K2)が1台の3台マルチエアコンです。
パナソニック製高気密・高断熱住宅用システムエアコンの仕組みはこのようになっています。
一般的なマルチエアコンも室外機1台で、複数の室内機を運転させる商品ですが、各室内機から室外機まで、それぞれが配管と配線で接続されています。
分岐ユニットがなく、代わりに室内機の数だけ配管が室外機に繋がっています。
一般的なマルチエアコンに入れ替えるためには、分岐ユニットから室外機までの配管と配線を追加する必要があります。
3階の機械用の配管はかなり長いので天井の解体を2カ所、壁に点検口を2カ所つけて配管を通します。
高気密・高断熱住宅なので、全熱交換型24時間換気システムのダクトが所狭しと行き交っているので、傷つけないように注意が必要です。
配管が無事に通せたら、壁や天井を復旧します。
(クロス張りは後日貼りに伺うこともあります)
あとは普通のマルチエアコンの施工と同じように機器を設置していきます。
最後に配管の接続箇所に点検口を設置し、試運転時に漏れがないか確認します。
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