24時間換気システム
「家庭での換気!どうしていますか?~前編~」に引き続き、今回も新型コロナウイルスの影響で気になる方の多い「家庭での換気」についてご紹介していきます。
換気設備といっても実はたくさんの種類があり、「どんな換気設備を使えば自宅の換気を効果的に行えるのか、よくわからない」という方もたくさんいらっしゃると思います。
それぞれの換気の特徴やメリット・デメリットなどを、図を参考に詳しく見ていきましょう。
ご家庭では主に「第一種換気方式」と「第三種換気方式」が中心になります。
給気も排気も機械を使用して行う換気方式です。
最も確実に給気と排気ができるシステムで、給排気のバランスがとりやすい換気方式です。
デメリットとしてはイニシャルコストが高いという点が考えられます。
手術室、食品を扱う工場など、外部からの雑菌や埃の侵入を嫌う場所などに有効です。
トイレや浴室で使用する換気扇と、居室で使用する24時間換気システム、どちらにも該当する換気方式です。
トイレや浴室などの臭気や湿気を含む空気が、他の部屋に漏れないようにする時に有効です。
排気のみ機械を使用するので「第一種換気方式」に比べ、安い費用で設置が出来ます。
この換気方式の場合、寒いからと給気口を閉じてしまう方もいらっしゃいますが、給気口がきちんと開いていることで、はじめて「空気の入れ替え(換気)」ができるため、24時間換気システムの場合は外壁などに設置されている給気口がきちんと空いているか確認しましょう。
換気の仕組みによっても、いくつか種類があります。
冬は暖かく、夏は涼しい換気方式です。
第一種換気方式・全熱交換器型換気システムはお部屋の中の温度と湿度を再利用しながら換気するのが特徴です。
冬は暖房の熱を、夏は冷房の冷気を逃がさないので、とても快適です。
イニシャルコストは高いのですが、一般的な第三種換気方式の機器に比べると、冷暖房にかかる費用が抑えられて、ランニングコストを抑える事ができます。
お部屋の中の温度・湿度を交換しないため、冷暖房設備を稼働している場合は電気代が上がる可能性がありますが、イニシャルコストは安価のため、導入しやすい換気システムです。
全熱交換型や非熱交換型以外にも、湿度はそのままで熱だけを交換する顕熱交換型換気システムがあります。
天井裏や床下に機器が設置されていて、それぞれの部屋をダクトを通して換気するタイプです。
主に第一種換気方式の全熱交換型換気ユニットが多いですが、第三種換気方式の換気扇と呼ばれるものもあります。
また、この全熱交換型換気ユニットを空調設備と連動させて、全館空調システムとして使用する方もいらっしゃいます。
天井裏や床下にあるので見た目がスッキリとした仕上がりになる反面、機器が故障した場合には天井あるいは壁などを壊して工事をする可能性があり、大掛かりな工事になる場合があります。
外壁面に直接面していない部屋はこの方法で施工する事が多くなります。
外壁に面しているところには直接壁への設置ができます。
よく見かけるのが第三種換気方式の換気扇などですが、第一種換気方式の全熱交換型換気ユニットもあります。
壁掛けタイプの全熱交換器ユニットは小型の物が多いので、個室などの小さいお部屋におすすめです。
用途や場所、換気方式、熱交換の方法、施工方法や設置場所により、いろいろな換気設備がありますので、新しく換気設備の設置を予定している、あるいはそろそろ機器を交換しなくてはいけない、ダクトの経路を変更したいなどのご要望がありましたら、是非一度ご相談ください。
また全館空調の工事を予定されている方も設計・施工いたしますので是非ご連絡ください。
全館空調システムの例もご紹介します。参考になりましたら幸いです。
サニーシステムでは全熱交換型換気ユニットだけでなく、壁面設置換気扇、バス乾燥・暖房・換気システムなど、様々な換気設備を取り扱っております。
また、住宅だけでなく、オフィス・店舗など、ご予算に合わせてご提案、施工いたします。
換気工事をした場合、ご希望ならば風量測定なども行っております。数値で具体的にどのくらい換気ができているか確認したい場合は、ご一報くださいませ。
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