全館空調・業務用エアコン・エコキュート工事のサニーシステム

お知らせ

ホーム > お知らせ > 量販店では工事不可?#3~マルチエアコンからセパレートエアコンへの交換編~

量販店では工事不可?#3~マルチエアコンからセパレートエアコンへの交換編~

家庭用エアコン

量販店では工事不可?#3~マルチエアコンからセパレートエアコンへの交換編~

室外機一台で複数のお部屋の冷暖房を動かせるスマートな「マルチエアコン」ですが、時間が経つにつれてエアコンの故障や家族構成の変化などが生じると「マルチエアコンをやめたい」「室外機と室内機が1対1になっているセパレートエアコン(ペアタイプ)に交換したい」とご相談をいただくことが増えてきます。

マルチエアコンからセパレートエアコンへの交換

マルチエアコンをやめてセパレートエアコンへ交換する工事は、一見室外機を増やすだけの簡単な工事に思えますが、実は簡単に交換できないケースが多く見られ、中には量販店でエアコン工事を断られてしまうケースもあります。

どうして交換が簡単にできない場合があるのでしょうか。今回は、マルチエアコンからセパレートエアコンへ交換する工事で見られる、交換が簡単にできない3つのケースについてご紹介します。

(1)セパレートエアコン専用のコンセントがない

マルチエアコンとセパレートエアコンの交換では、エアコン専用のコンセントがない場合簡単に交換できなくなります。

マルチエアコンは室外機に電源を直結する仕組みになっているのに対し、室外機と室内機が1対1のセパレートエアコンはエアコン専用のコンセントから給電させる必要があります。

エアコン専用コンセント

エアコン専用のコンセントがあらかじめ用意されていれば問題ないのですが、ない場合は分電盤から配線して専用回路を新設する必要があり、難しい工事になってしまうのです。

ご相談いただければ、どのような工事方法になるか確認いたしますので、お気軽にご相談ください。

(2)マルチエアコンの渡り配線との互換性がない

エアコンの室内機と室外機は「渡り配線」という電線で接続されており、この渡り配線で運転モード設定の切り替えなどの信号をやり取りしています。
マルチエアコンからセパレートエアコンへの交換では前章の「セパレートエアコン専用のコンセントがない」問題をクリアできたとしても、互換性のない電線が使われているケースもあり、ひと筋縄では施工できないことがしばしばあります。

エアコンの配線

マルチエアコンからセパレートエアコンに交換する場合には、前述の通り室内機がコンセントで受電する仕組みに変わることが多く、渡り配線も電源配線と同等の太さが必要になります。

しかし、エアコンの渡り配線は電源配線よりも細い電線を使用されていることが多いため、室内機から室外機までの配線の太さが足りないと、配線し直すことになってしまうのです。
※メーカーやモデルは限られますが、室外機に電源直結する1対1のセパレートエアコンもあります。

大掛かりな工事になる場合は、家電量販店などでは断られてしまうことも少なくありません。弊社では量販店が対応していない交換工事なども対応できる場合がありますので、是非一度ご相談ください。

(3)セパレートエアコンの室外機の設置スペースがない

マルチエアコンからセパレートエアコンに交換する場合、室外機と室内機が1対1になるため、当然室内機の数の分、室外機が増えることになります。

(1)や(2)の問題をクリアできても、物理的に設置スペースが確保できない場合には、マルチエアコンからセパレートエアコンへの交換は難しくなってしまいます。

2段架台の室外機

室外機の設置スペースについては2段架台で設置することで解決することもありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

ナショナル製マルチエアコンは特殊構造

他にも、ナショナル製高気密・高断熱住宅用マルチエアコンの交換工事はマルチエアコンの中でも「分岐管」と呼ばれる機器が設置されているなど特殊な構造になっており、確認ポイントが異なります。

詳しくは「量販店では工事不可?#2 ~ナショナル製マルチエアコン交換工事編~」でご紹介しておりますので、ご一読ください。

サニーシステムでは、マルチエアコンをセパレートエアコンに交換する工事も承っております。

エアコンは10年程度を過ぎると、突然故障する場合も増えてきて、「突然室外機が故障して、マルチエアコンすべてが使えなくなる」ことも考えられます。
真夏に壊れてしまうと、工事依頼が立て込んでいてすぐに対応ができない場合もあります。10年を目安に是非お早めの交換をご検討ください。

このページを見た方はこちらのページも見ています

サニーシステムからの
耳より情報

空調・住宅設備のことなら お気軽にご相談ください サニーシステムでは、どんな規模の工事でもご相談を承っております。

PAGE TOP