東京都あきる野市のWeb制作会社様より「間取りの変更に伴い、業務用エアコンの吹き出し口を増設したい」とのご依頼をいただきました。
間取り変更前は1つの空間でしたが、間仕切りを立ててミーティングスペースを設置したため、空調の風が送れるように吹き出し口を増設しました。
既設の業務用エアコンから吹き出し口まで断熱ダクトを配管しますが、現地で確認したところ、150φの断熱ダクトを通すための経路がありませんでした。
このような場合、通常は
1. 天井を下げる
2. 壁をふかす
3. パイプシャフトをつくる
のいずれかの方法で施工させていただくのですが、、、
お客さまご自身で事前に天井内を調査されたとのことで、梁のスリーブをなんとか利用してすっきりしたオフィスにしたいとのご依頼を頂きました。
まずはダクトを通す経路を確認します。
梁には確かに直径75mmのスリーブが2つありましたので、ご希望通り気密が取れるようにパイプを加工してスリーブに設置します。
スリーブ径の断面積はダクト径に対して1/4となっており、2つ合わせても半分の断面積になってしまいます。
このため、ダクトの細い部分がなるべく短くなるように分岐チャンバーを設置します。
分岐チャンバー設置後に異音が出ないか、また十分な風量を確保できているかを確認しながら作業を進めます。
次に、エアコンにダクト接続フランジを取り付け、パネルには閉鎖板を取り付けます。
ミーティングルームには新たに吹き出し口を設置し、ダクトを接続します。
最後に風量を測定し、作業完了です。
このページを見た方はこちらのページも見ています
空調・住宅設備のことなら お気軽にご相談ください サニーシステムでは、どんな規模の工事でもご相談を承っております。