千葉県松戸市のお客さまから「三菱製の高気密・高断熱住宅用全館空調システムを交換したい」とのご依頼をいただきました。

お客さまの住宅は高気密・高断熱仕様の「2×4（ツーバイフォー）工法」で、1階天井裏の室内機設置スペースがかなり狭いことから、このスペースに収まるよう機種を選定する必要があります。

また、全館空調を構成するシステムのうち「換気」については、既設の機器がそのまま利用できるため、エアコンのみを新しい機器に入れ替える方法をご提案させていただきました。

はじめに全館空調システム内部にある「冷媒（フロン類）」を回収するため、室外機にフロン類を閉じ込める「ポンプダウン」と呼ばれる作業を行います。

次に室内を養生したあと、既設の室内機を取り外していきます。

新しい室内機のサイズに合わせて、天井の開口を広げます。

室内機を吊り下げる準備と冷媒配管やダクトを取り回して1日目は作業終了です。

2日目は新しい室外機と室内機を設置します。

今回、既存の冷媒配管の接続を延長しましたので、接続部分から漏れがないことを確認するために窒素ガスを充填して、2日目の作業は終了です。

3日目は前日に充填した窒素ガスが漏れていないことを確認してから、冷媒配管の中の空気を専用のポンプで吸い出し、真空状態にする「真空引き」を行います。

既設の換気システムは新しい室内機と連携が取れなくなるため、単独で制御できるように新たにスイッチを設置します。

室内機のパネルを設置し、それぞれ試運転を行って正常動作することを確認します。

後日、内装屋さんに天井の補修を行っていただき、作業完了です。

 

サニーシステムでは、全館空調の設置・交換工事をはじめ、各種空調設備の工事を承っております。
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