埼玉県川越市のお客さまから「パナソニック製の天井埋込カセット型エアコンが動かなくなってしまった」とのご相談をいただきました。

ご利用の機器はパナソニック製「CS-MB280DC2」で、エラーコードを確認すると「H35」が表示されていました。
パナソニック製の天井埋込カセット型エアコンは、「H21」や「H35」など、排水に関するトラブルが多く発生します。
（おそらく排水を持ち上げるポンプの力が他社製品に比べ、非常に弱いことが原因と推測しています。）

メーカーのサービスエンジニアさんに聞いても「現地の排水経路が悪い」か「室内の環境が影響している」との回答になってしまうことが多く、今回もポンプは交換してくれましたが、長期的・根本的な解決にはなりません。

排水エラーが発生した原因を推測すると、
ポンプが弱い ＝ 排水の流れが弱い ＝ ゴミが溜まりやすい ＝ さらに流れにくくなる
ということが想定されます。

この悪循環を解消することで、一旦リセットさせることができるのではないかと考え、設置されている機器固有の性能問題への対応策として、排水パイプ内を吸引洗浄する方法を行いました。

一度、室内機を取り外したあと、室内側から排水パイプに水を流し、室外から水を吸い出してゴミを流していきます。

【洗浄作業1回目】 屋外での作業の様子です。
排水パイプ内が洗浄され、詰まっていた汚れが出てきたことがわかります。

【洗浄作業2回目】 室内での作業の様子です。
室内から室外へ繋がる排水パイプ内へ水を吸引させ、外へ排出させていきます。

【洗浄作業3回目】 屋外での作業の様子です。
汚れがなくなり、吸引した水がきれいになっていることが確認できます。

排水パイプがきれいになりましたので、室内機を復旧し、配管の真空引きを行います。
最後に試運転を行い、正常動作を確認して作業終了です。

 

サニーシステムでは、エアコンの設置・交換工事のほか、エアコンの分解クリーニングも承っております。
エアコン工事のご依頼・ご相談はサニーシステムまでお気軽にご相談ください。