東京都あきる野市のお客さまから「エコキュートのタンクに断熱シートを貼って保温していたけれど紫外線でいたんでしまった・・・何か良い方法はないだろうか?」とのご相談をいただきました。
実は2003年9月にガス給湯器からエコキュートへの交換を初めてご依頼いただいた、記念すべきお客様です。
14年も経ったのか…と懐かしく思いつつも、「お客さま自作でタンクを保温対策するなんて!すごい!」と省エネ意識の高さに感心しました。
早速、断熱の効果を確かめるためサーモカメラで撮影してみると、タンク表面の温度が高いことがわかります。想像以上にエネルギーロスがあることを視覚的に確認できました。
さまざまな対策を思案した結果、エコキュート周囲への保温材の取り付けでは、紫外線などでいずれまた傷んでしまうため、今回はタンク内部に断熱材を詰める方法をご提案しました。
断熱性能が向上している最近のエコキュートと比較すると、お客さまがお使いのエコキュートは放熱しやすいという課題が残ってしまいますが、これからも末永くご愛用いただけるようにサポートさせていただきます。
断熱シートは紫外線により痛んでしまい、一部が剥がれていました。
前面パネルを外して実測してみると60℃を超えているところもあり、断熱材のビニールが溶けてしまう可能性を考慮して、冷媒管用の保温材で直接接触しないように配慮しました。
サーモカメラの結果から、特に放熱している傾向が見られたタンクの上側に断熱材のグラスウールを詰め込みました。
サーモカメラで断熱の効果を再確認します。
タンク全体を覆っていたときと比べると、後ろ側は温かくなっており、放熱してしまっているようです。一方で、断熱材を詰め込んだタンクの上部は断熱シートと同等の効果が見られました。
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