東京都品川区にオープン予定の店舗から、業務用エアコン設置工事のご依頼をいただきました。

ご依頼いただいたのは6月中旬で、お店のオープン日は6月末という久しぶりの突貫工事でした。

どの職種がいつ入るのかは決まっていない・・・。
空調機の機種は決まっているけど、どこにつけるかは決まっていない・・・。
誰が材料の手配をするかも決まっていないけど、誰が施工するかはなんとなく決まっている・・・。
という状況の中で早速現地調査に伺いました。

既に軽天（天井の下地）が組んであり、電気配線はほぼ終わっていました。エアコンのプランだけ決まっていなかったようです。

突貫工事の現場では、さまざまな作業が並行して一気に進んでいきます。電気屋さんと一緒に作業するのはよくあることですが、今回は壁のボードや天井仕上げのジプトーン（トラバーチン模様の洋風天井用化粧石膏ボード）を貼る大工さんや塗装屋さんとも一緒で、混雑した現場環境です。作業効率は悪いのですが、開口寸法や電線の太さ等、その場で打ち合わせできるので全員が現場作業兼管理まで行う仕事スタイルで進めて行きます。

仕上げのパネルやガラリの設置とリモコン取り付けは、いつもお世話になっているリフォーム屋さんにお手伝いいただき、無事工期に間に合わせることができました。（リフォーム屋さんありがとうございました！）

今回のような突貫工事であっても、お客さまに末永く快適な空調環境で過ごしていただけるよう、お使いいただく状況をイメージしながら施工させていただきました。

 

突貫の現場が止まらないよう、調査に伺った際、先行して壁につけるリモコン用の配線と排水用の配管を施工しました。

ダクト経路がなくて天井を下げてもらうところも、その場で打ち合わせして位置を出していきます。

フロアが細かく仕切られても空調の温度差が生じないよう、ダクトを分岐して吹き出し口を作ります。

いろいろな業者さんがいますので、一人では到底設置できない室外機も皆さんに協力してもらって、設置できてしまいます。道が狭く、クレーンが入れない場所なので心配していましたが助かりました。

溶接作業が必要な機種のため、窒素を流しつつ溶接→気密試験→漏れの無いことを丁寧に確認して、保温作業しました。